事業内容:
ビジネスデザインとマーケティングを軸に、戦略立案・コンテンツ製作・広告運用・オペレーション構築など、多彩なアプローチで事業に変革を生みだすトランスフォーメーションカンパニー。コーチングスクール事業、グロースコンサルティング事業、インターネット広告事業、新規事業開発などを軸に、圧倒的なチャレンジ力で個人や企業に変化をもたらすビジネスを創出する
— 今回の導入以前にも「すごい会議」を経験されています。
8年ほど前に、僕がプロジェクトの責任者を務めた事業でコーチをお願いしていたのが新垣さんです。新垣さんがいることで基準が上がり、自分たちだけでは決して立てないような高い目標が立つこと、そして、達成に向けて膨大な数の意思決定がなされていくことが印象に残っています。
なかでも特に価値を感じたのは、参加メンバーが自主的に目標や実行計画を完成させられる状態へと成長したことです。
他にはない人材の成長を体験させてもらいました。
— 今回は、御社にとってどんなタイミングでの導入でしたか。
新規事業の本格化に向け、新たにチームをつくろうとするタイミングでした。1年前は社員数も10名程度で、全ての戦略や戦術を僕が決めている状態。
一人でできる意思決定には数に限界がある上に、それでは僕への依存が強まり人材も育ちません。経営チームとしての土台を整えるためにも、外部の力を借りて変化を起こす時期だと導入を決めました。
— 経営メンバーでのセッションを実施した結果、どのような成果が生まれましたか。
シンプルに、売り上げなどの数字面で顕著な成果が生まれました。なかでも、一番の変化は人材採用の高速化です。
以前は、リファラル採用を中心にご縁があったタイミングで人材を採用していましたが、事業の拡大にはもっと多くの人員が必要だと判明し、採用計画を見直しました。
KPIに採用人数の指標を設定し、今までの延長上にはない施策を実践した結果、社員は1年前の3倍に急増。
『声をかけても採用は難しいのでは』と、気後れするような人物にも積極的にアプローチしたことで、自身も会社を経営する優秀な人材がジョインしてくれました。彼の存在は非常に大きく、経営チームの強化と新規プロジェクトの加速、どちらの意味でも即戦力として活躍してくれています。
「すごい会議」を始めていなければ、今の状態は決して生まれていませんでした。
— 現在は、新規事業開発チームでセッションを実施しています。セッションの目的と成果をお聞かせください。
目的は、新規事業における売上利益の目標達成と次代を担うリーダー候補の育成です。
「すごい会議」を通して問題解決を進めた結果、この事業の売り上げは導入前の6倍にまで伸びました。他にも芽が出始めたばかりの新規事業が社内に複数存在するので、今後はそれらの事業にも「すごい会議」を活用し、事業化を本格化させる予定です。
— 「すごい会議」の何が、それらの成果にインパクトを与えたのでしょうか。
本能的に『大変でやりたくない』と感じることをやること、ですね。例えば、採用を強化するにはコストがかかります。かといって、人を増やしても売り上げが上がるとは限らない。そのリスクを理解した上で、目標に向けてアクセルを踏んでいくのが「すごい会議」。
また、「目標」も重要な要素の一つです。セッションメンバー全員でつくった目標だからこそ、言いにくいようなリクエストもお互いに気兼ねなくできる。達成に向けたストレートなコミュニケーションで実行スピードが上がり、成果の上がる環境が整いました。
私が言うには、やはり「目標」が肝です。もともと「すごい会議」は高い目標を推奨しますが、高橋さんはそれに輪をかけてチャレンジングな「目標」に仕上げていく。あれほど高い基準を達成するには、今までと違う行動を取る他ありません。
その結果、達成を目指すプロセスで、今までとは違う行動や成果が自ずと現れるんです。
— 高橋社長が、チャレンジングな目標を掲げる理由をお聞かせください。
「目標」を立てるメリットを意識するから、ですね。半分は意図的に、もう半分は僕自身の楽しさのために選択しています。
まだ小さな組織だからこそ、その源泉は僕にある。他のメンバーへの影響を考えると、まず僕がワクワクして燃えていることが重要です。どうせなら、高すぎるほどにやりがいのある目標を、と考えるのが悪い癖かもしれません(笑)。
— 高橋社長が「すごい会議」でワクワクするポイントをお聞かせください。
何が起きるかわからないことかな。もちろん、新垣さんとは事前にミーティングをした上で会議の流れを想定しますが、実際に始める前とあとでは、想像を超える「違い」が生まれるのが「すごい会議」。
その会議をしなければ生まれなかった“何か”。それは、新垣さんがいることで生まれるものであり、僕の想像を超える提案がメンバーから出ることで生まれる化学変化。
同時に、人材のあり方にも「違い」が起きます。最終的な意思決定は僕がしたとしても、その過程に関わったという事実が『自分に責任が100%ある』という思考を育てるんです。全員で一つの計画をつくりあげる最大の価値はそこにある。
問題解決を続けることのハードさはあっても、さまざまな「違い」が生まれる「すごい会議」の時間が、僕は楽しみです。
— 導入時の「経営チームをつくりたい」という期待に対する手応えはいかがですか。
道半ばではありますが、会議のメンバーは『自分が会社を動かしていける。動かさなくては』という意識が高まり、手応えを感じてくれているように見えます。
今までは僕がすべてを決めすぎていたところもあるので、積極的に任せていこうと僕自身が意識を改めました。彼らなりの正解を模索し、経営チームとして成長してくれることを期待します。
— 8年前からつながりのある新垣コーチ。改めて、その魅力をお聞かせください。
本能的に楽な方に行きたくなるときも、厳しくも正しいフィードバックで僕の基準を引き上げてくれる、貴重な存在です。
魅力の一つは、いい状態で会議するための環境づくりの巧みさと汲み取る力の高さ。僕は会議でインパクトある意思決定をすることに集中するので、メンバーが何かを言いたそうにしていても、すべてには気づけません。新垣さんはそこを敏感に察知してすくい上げてくれる。
また、新垣さんのキャリアも魅力の一つ。マーケティング会社勤務の経験があるので、下手なマーケターよりもWEB領域に詳しい。マーケテイングや広告領域の問題解決は、新垣さんにお願いするのが早いんじゃないかな。
— 「すごい会議」を効果的に活用するには、組織成長のどんなタイミングでの導入がおすすめですか。
僕らのビジネスは、リスキリングという人材の生産性を高めるスクーリング事業です。人口減少の著しい日本において、政府が多額の資金を投じて支援を始めた領域。間違いなく今が事業拡大のチャンスと捉え、「すごい会議」でフォーカスすると決めたことが成果につながりました。
僕が考える理想のプランは、3カ月でゼロから新規事業をつくり、需要と供給の仮説がある程度実証できたタイミングで「すごい会議」を投入し、その後の1年間で本格的に軌道に乗せること。
事業の領域を問わず、可能性にチャレンジしたいときにおすすめです。
— どんな組織や経営者に「すごい会議」をおすすめしますか。
事業がある程度安定してマンネリ化している組織やマンパワー経営を脱して経営チームをつくりたい経営者ですかね。
社長を支援する強いフォロワーを、たった数人でもつくることができれば、“チームづくり”は急加速します。その強力なフォロワーと仲間を生み出せる場が「すごい会議」です。
— 今後の成長課題を教えてください。
採用と教育です。高速で変化し続けるこの業界で、それを超えるスピードで自らもチャレンジし続ける、ある種の『変態集団』であることが僕らの誇り。答えも「型」もない仕事をどう組織化するか、模索しながら『変態でいいやつ』を採用していきます(笑)。
極論、独立して自力で活躍できるような人材が増えてほしいんです。僕がいなくても成長できる組織であってほしいし、優秀な仲間を増やし続けることは僕の人生としても意義がある。
ただ、人が育つには勢いのある環境で責任を持ってチャレンジしたという経験、目標を達成した自信と喜びが必要です。それを経験できるだけの成長事業をつくることが、これからの僕の仕事ですね。
— 今後も5年、10年と「すごい会議」を活用いただくとすると、どんなシチュエーションが想定できそうですか。
今後も新規事業をつくり続けていくなかで、例えば、事業ごとにセッションチームを構成し、僕がその場に参加せずとも今以上に高い基準が保てる、「違い」が生み出せる状態をつくれるとしたら最高ですね。新垣さんに聞けば全チームの状況を把握できるような状態が、理想的。
僕自身はゼロイチで事業をつくることが好きなので、イチの事業をスケールする手段として「すごい会議」を活用できれば、事業の成長スピードは格段に上がるはず。
今後も、顧客の人生に“すごい変化”をもたらすサービスを生みだし、長期的に、社会にいい影響を与えられる企業へと成長すべく仲間と走り続けます。
— ありがとうございました。
( 取材日:2023年11月28日、場所:OPTION X株式会社東京本社、インタビュアー:渡辺恵)
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