勝負は「いつ」決まるのか?
- 2019.11.02
- すごい会議
こんにちは。
コーチの梨木です。
仕事でもプライベートでも、「誰かと競う」「勝負する」というシーンがありますよね。
その勝負の勝ち負けは、いつ決まるのでしょうか。
もちろん一つに、結果が出たとき、があると思います。
では他には?
ここでイメージしやすくするために、スポーツの試合における勝負を想定してみます。
「勝ち負けはいつ決まるのか?」
●試合終了の時刻になったとき
●得点差もしくは試合情勢に大きな差が発生したとき
●プレーヤーが諦めたとき
などなど、色々な考え方があります。
ただ、今までの例は全て“試合”が始まってからの話です。
そこで次に、試合が始まる前に目を向けてみます。
改めて、「勝ち負けはいつ決まるのか?」
●試合の◯日前
(例えばその時点で一軍選手が揃って怪我をするなど珍しいことが起き、勝率が見えていた可能性がある。絶対はないけれど。)
●試合の実施が決まったとき
(例えば試合に向けて1年練習してきた選手と、1ヶ月前から練習を始めた選手では、対戦する前からある程度勝敗は見えていた可能性がある。絶対はないけれど。)
●そのスポーツを選んだとき
(自分の得手不得手、競合選手の多さ、難易度の高さなどで何らか確率が見えていた可能性がある。絶対はないけれど)
いかがでしょうか。
「そんなこと言い始めたら何とでも言える!」と思われるかもしれません。
しかし、多くの勝ち負けを観察してみると、実際の試合より前のタイミングである程度結果が決まっていることは多いように見えます。
あなたが最近、誰かと競ったり、勝負したりして決まったその勝ち負け、
本当はいつ、結果が決まっていましたか?
世の中、原因と結果が1対1で対応することはほとんどありません。
※私にはそのように見えています。
そのため「いつ勝負が決まったのか?」
という問いに対して、いくつかの立場をとって振り返ることが、次回の勝率をあげる近道になるように思います。
「試合中だとするとAが理由」「試合前だとするとBが理由」「何のスポーツにするかを決めたときだとするとCが理由」
では、ABCに対して、次回それぞれどんな対策をする?
こんな視点で振り返ってみると意外な発見があり、勝率やチームの強さが変わっていくきっかけになるかもしれません。
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